外国人労働者の労災が初の6,000人超

厚生労働省の集計によると、2024年に労災で死亡または休業4日以上となった外国人労働者は6,244人となり、統計のある2019年以降で初めて6,000人を超えました。外国人労働者数は約230万人で、死者は39人と、いずれも過去最多です。
外国人労働者の「死傷年千人率(1,000人当たりの死傷者数)」は2.71で、全ての労働者の平均2.3より高く、厚労省は「2027年までに全体平均以下に下げる」ことを目標に掲げています。
在留資格別では、身分に基づく在留資格(定住者・永住者・日本人の配偶者等)が2,283人、技能実習が1,874人、特定技能が810人で、製造業・建設業・接客娯楽業など人手不足分野に事故が集中しています。