最低賃金の区分が見直しされます。

厚生労働省は令和5年4月6日、最低賃金の引上げの目安を示す区分(ランク)を、現在の4つ(A~D)から3つ(A~C)に減らすことを決めました。
現行の目安額は、賃金動向や経済実態を考慮し各都道府県をA〜Dの4つのランクに分けており、東京都や大阪府などがA、沖縄県などがDとなっています。目安額はAからDにかけて低くなり、都市部と地方の最低賃金の差が広がる要因になっています。
区分を減らすことで地域間の格差を是正し、日本全体の賃金底上げにつなげることを狙いとしています。令和5年度の改定作業から適用されます。