ミスド過労死で経営会社を提訴 

 三重県内のドーナツチェーン「ミスタードーナツ」で、店長をしていた男性(当時50歳)が死亡したのは長時間の残業が原因だとして、遺族が店舗を経営する製菓会社「竹屋」(同県四日市市)と社長らを相手取り、約9500万円の損害賠償を求めて津地裁に提訴しました。

 訴状などによると、男性は2010年4月頃から津市内の店舗の店長として勤務。11年7月から同市内の2店舗で店長を務める以外に、県内の他の9店舗で店長不在時の代理業務を兼務。恒常的に長時間の残業を続け、12年5月、通勤中に不整脈により死亡しました。

 四日市労働基準監督署は昨年7月、死亡前の2か月から6か月前の時間外労働が100時間を超えているなどとして労災を認めました。