厚労省、介護報酬引き上げの方針を示す

政府の「ニッポン1億総活躍プラン」に基づき、介護職員の賃金を月平均1万円相当増やすための措置として、厚生労働省は、来年度から介護報酬を1.14%引き上げる方針を、今月18日の社会保障審議会(介護給付費分科会)に示しました。

介護報酬の改定は、本来は3年に1度で、次回の改定は平成30年度となるところですが、臨時的に平成29年度に改定を実施する方針です。

改定の仕組みは、「昇給制度を設けた事業所に、職員の賃金アップのための報酬を加算する」というもので、全国の事業所の7割程度が対象となることが見込まれているそうです。

介護人材の確保は、介護を受ける方はもちろん、介護を受ける家族を抱える方にとっても切実な問題です。効果的な措置になるとよいのですが。

詳しくは、こちらをご覧下さい。
厚労省HP
「第135回社会保障審議会介護給付費分科会資料」
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000148990.html

「平成29年度介護報酬改定の概要(案)」
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000148970.pdf