障害年金緩和検討

障害年金は、障害の原因となったケガなどの初診日によって、障害基礎年金だけなのか、障害厚生年金も上乗せされるかの受給区分けが実施されます。おおまかに、初診日が国民年金に加入中である場合は障害基礎年金のみ、厚生年金に加入中である場合は障害基礎年金と障害厚生年金が支給される仕組みとなっています。現状では、仮に長期間厚生年金に加入していても、一時的な退職中や退職後に初診日がある場合、基礎年金だけしか支給されません。これを、初診日が国民年金に加入中であっても、厚生年金への一定期間の加入、退職後から一定期間内に初診日がある場合など、障害厚生年金が受給しやすくなるよう、要件緩和の検討が進められています。