令和8年(2026年)4月から在職老齢年金の支給停止調整額が62万円に見直し・引き上げ

現在の制度では、賃金と厚生年金の合計が月50万円(2024年度の場合)を超えると、超えた分の半額が支給停止となります。

見直しの趣旨としましては、平均寿命・健康寿命が延びる中で、働き続けることを希望する高齢者が増えており、また人材確保・技能継承等の観点から、高齢者の活躍を求める世の中のニーズも高まっています。例えば、「何歳まで仕事をしたいか」意向を調査したところ、65〜69歳の方のうち、約6割が66歳以降まで働き続けたいと回答しています。

見直しの内容としましては、、厚生年金が支給停止となる基準額を、月50万円→62万円(2024年度の場合)へ引き上げることを予定しています。